9月中旬は朝晩の涼しさが増す一方で、日中は夏の名残りの暑さが残る時期です。二十四節気では「白露」から「秋分」に向かう頃で、空気が乾いてきて肺や喉の潤いが不足しやすくなります。咳、声のかすれ、肌や唇の乾燥といった不調が出やすいのもこの季節の特徴です
乾燥する季節や咳・喉の不快感が気になるときに効能があるのが「白きくらげと梨の黒糖コンポート」です。
白きくらげは体の潤いを補い、梨は肺や喉を潤して呼吸を楽にするといわれています。さらに黒糖を加えることでコクのある甘さが広がり、滋養効果も期待できます。
冷やせばすっきりとしたデザートに、温かいままいただけば体を内側から整える甘味に。薬膳らしさを感じながら、日常に取り入れやすいスイーツとして楽しめます。
作用(立法):養陰潤肺 (陰液を補って、肺を潤す)
<効能>
◎陰液を補い、肺を潤す。
◎潤いを補い、肌や粘膜の乾燥を改善する。
◎空咳や喉の乾燥を和らげる。
◎胃腸を養い、消化を助ける。
◎緊張を和らげ、気分を落ち着ける。
材料:(3人分)
白きくらげ(乾燥) … 5g
梨 … 1個(約250〜300g)
黒砂糖 … 30g
水 … 400ml
クコの実 … 小さじ1(約5g)
食薬の効能
| 白きくらげ(白銀耳) | 滋陰潤肺(陰液を養い、肺を潤す)・養胃生津(胃を養い、体液を生じさせる)。平・甘・淡。 |
| 梨 | 清熱化痰(熱を冷まし、痰を除く)・生津潤燥(体液を生じさせ、乾きを潤す)。涼・甘・微酸。 |
| 黒砂糖 | 温中補虚(胃腸を温め、虚弱を補う)・緩急止痛(筋肉のこわばりを和らげ、痛みを止める)・活血化瘀(血の巡りを良くし、瘀血を除く)・調経(月経を調える)。温・甘。 |
| クコの実(枸杞子) | 滋補肝腎(肝と腎を滋養・補益する)・益精明目(精を養い、目を明らかにする)・潤肺止咳(肺を潤し、咳を止める)。平・甘。 |
作り方
① 乾燥白きくらげをたっぷりの水に1〜2時間浸して戻します。戻した後、流水で白きくらげをサッと洗って、硬い芯を切り落として食べやすい大きさにカットします。
② 梨の皮を剥き、くし切りにします。ティーバッグに剥いた梨の皮を入れます。
③ 鍋に水400ml、白きくらげ、梨の皮を入れたティーバッグを入れ、弱火で20分煮ます。
④ 果肉の梨と黒糖を加え、さらに10分弱火で煮ます。
⑤ 火を止める直前にクコの実を加えます。


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