クルミの飴炊きという一品に、グラニュー糖の代わりに体を温める黒砂糖を使い、肉桂(シナモン)・蜂蜜を加えました。
胡桃(クルミ)の腎と肺を温める作用に、肉桂(シナモン)の身体を温める作用、蜂蜜の肺気を補う作用を加えた、大分涼しくなってきた秋の後半(涼燥)に最適のレシピです。
特に腎陽虚(腎の陽気不足)の症状を改善してくれます。
材料:胡桃肉 (クルミ)・・・200g
肉桂 (シナモン)・・・小さじ1
黒砂糖・・・80g
蜂蜜・・・小さじ2(10g)
水・・・50g
作用:温補腎陽 (腎陽を補って、温める)
食薬の効能
胡桃肉 (クルミ) | 補陽類。腎と肺を温めます。腸を潤し、便の通りも良くします。 |
肉桂 (シナモン) | 温裏類。大熱。体を温める効果、心・腎・肝に作用し、特に脾胃を温める効果に優れています。 |
黒砂糖 | 温裏類。体を温め、活血作用があります。 |
蜂蜜 | 補気類。肺を潤し咳を止める効果があります。腸も潤し便秘にも効果があります。 |
作り方
① 胡桃をフライパンで3分ほど弱火~中火で乾煎りし、器に移しておく。※ローストしてある胡桃は乾煎り不要。
② フライパンに黒砂糖と水を入れ混ぜ、中火で沸々とに煮立たせます。
③ ②に胡桃を入れ、ヘラでよく混ぜ、全体に黒糖が行き渡るように馴染ませます。次に蜂蜜を入れ、照りが出るまでよく混ぜます。
④ ③をクッキングシート(無ければ大皿でも可)に一つ一つが固まらないように広げて移し、最後に肉桂(シナモン)を全体に振り掛けて粗熱を取ります。
コメント