新玉ねぎ・みょうが・青紫蘇の春の気巡りサラダ~4月の薬膳~

春レシピ

 4月は五行で「木」にあたり、五臓では肝がもっとも影響を受けやすい季節です。春は本来、のびやかに気が発散する季節。しかし、新生活の緊張や寒暖差、環境の変化によるストレスによって、肝の疏泄機能が乱れやすくなります。

 その結果、イライラ・気分が落ち込む・ため息が増える・胃が張る・食欲が不安定になるといった「気滞」の症状が出やすくなります。

 このサラダのポイントは、新玉ねぎ・みょうが・大葉の香りのある辛味食材は「行気作用」が強く、停滞した気を巡らせます。

 特に春は「少し辛味・少し温性」の食材が肝を助けます。そこへ牛肉を合わせることで巡らせるだけでなく“補う”こともできる構成に。

 春は「発散の季節」なので、巡らせるだけでは消耗してしまいます。牛肉で脾胃を補い、気血を充実させることで、春のだるさを防ぎます。

 このサラダは「巡らせる × 補う」を同時に叶える、春の気巡りメニューです。イライラしやすい方・胃が重たい方・春になると疲れやすい方に特におすすめです。

作用(立法):疏肝理気そかんりき (肝の疏泄そせつ機能を助け、気の巡りを整える)

<効能>
◎ 肝の気滞を解消し、イライラ・憂うつを和らげる。
◎ 胃腸のつかえ・食欲不振を改善。
◎ 冬に溜め込んだ滞りを流し、巡りを促す。
◎ 気血を補い、春のだるさ・疲労感を防ぐ。

食薬の効能

玉葱たまねぎ 健脾理気けんぴりき(脾を健やかにし、気を巡らせる)・和胃消食わいしょうしょく(胃を整え、消化を助ける)。温・辛・甘。
茗荷みょうが 発汗解表はっかんげひょう(汗をかかせ、風寒邪気を取り除く)・散寒通陽さんかんつうよう(冷えを散らし、陽気を通す)・解毒散結げどくさんけつ(毒を解し、しこりを散らす)・行気健脾ぎょうきけんぴ(気を巡らせ、脾を健やかにする)。温・辛。
大葉発表散寒はっぴょうさんかん(体表を開き、寒さを散らす)・行気寛中ぎょうきかんちゅう(気を巡らせ、胸や胃のつかえを和らげる)・解魚蟹毒げぎょかいどく(魚や蟹の毒を解す)。温・辛。
牛肉補脾胃ほひい(脾胃を補い、消化機能を高める)・益気血えっきけつ(気と血を補う)・強筋骨きょうきんこつ(筋や骨を強くする)。平。甘。

材料:(3人分)
 新玉ねぎ・・・2個
 茗荷みょうが・・・3本
 大葉・・・12枚程
 牛薄切り肉・・・180g

【調味料A】
 米酢…大さじ2 
 醤油…大さじ2
 はちみつ…大さじ1
 ごま油…小さじ1
 ゆず粉(市販)※…小さじ1
※陳皮・乾燥みかんの皮・レモンの皮で代用可。

作り方

① 新玉葱は薄切り、ミョウガは縦半分に切ってから斜め切り、大葉は千切りにします。

② 鍋にお湯を沸かし、沸騰直前のお湯に新玉葱をさっとくぐらせます。

③ ②のお湯で、牛薄切り肉の色が変わる程度にさっと湯通しします。

④ 調味料Aを混ぜ合わせます。

⑤ お皿に①の新玉葱を盛り山を作り、牛肉を点在する形でのせます。ミョウガ・大葉をのせ、④をかけます。

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