キャベツと百合根のチーズ焼き

　秋は空気の乾燥により、肺も共に乾燥しやすい季節です。肺は乾燥を嫌うデリケートな臓であり、この季節のレシピは、「肺を潤し、胃を養う（消化器と肺は密接な関係で結ばれています）」効果が得られるものとなっています。

作用：潤肺益胃じゅんぱいえきい　(肺を潤し、胃を養う)

＜効能＞
◎ 肺や喉を潤し、咳や声枯れをやわらげる。 (乾燥対策)
◎ 胃腸の働きを整えて、食欲不振や胃もたれを改善。(消化器の調子を整える)
◎ 心身を穏やかにし、緊張や不安を鎮める。(精神安定)

材料：
キャベツ・・・100g
百合根・・・1個
ミックスチーズ(とろけるタイプ)・・・80~90g

食薬の効能

キャベツ	健胃益腎けんいえきじん(胃の働きを整え、腎の機能を補う)・通絡壮骨つうらくそうこつ(経絡の巡りを良くし、骨を丈夫にする)。平・甘。
百合根ゆりね	養陰潤肺よういんじゅんぱい(体の潤いを補い、肺を潤す)・清心安神せいしんあんじん(心を鎮め、精神を安定させる)。微寒・甘・微苦。
チーズ	補肺ほはい(肺の働きを補い、体力を養う)・養陰止渇よういんしかつ(体の潤いを保ち、のどの渇きを癒す)・潤腸じゅんちょう(腸を潤し、便通を整える)。平・甘・酸。