ブロッコリーとじゃが芋・にんじんの温野菜サラダ

　寒い時期に野菜サラダを食べるとなると、生野菜サラダだと体を冷やしてしましますが、温野菜サラダは野菜に火を通すことにより体を冷やしませんので、寒い季節に野菜を沢山食べられる秋冬にぴったりのサラダです。

　胡麻は、炒ることで香ばしさが増して風味が良くなり、消化吸収も栄養も効率的に摂取できます。

　脾胃(消化器)は健康を保つ上で最も大切な臓です。脾胃(消化器)を丈夫にすることで、食材の栄養をしっかりと吸収することが出来、気血も脾の働きから作られるので、不調を治すにはまず脾胃(消化器)の状態を改善することが基本です。

　このレシピは、脾胃(消化器)を健やかに保ち、気と血を補う内容のレシピとなっています。

　元気が無い・疲れ・風邪・風邪予防・免疫力を上げる・虚弱体質の改善・脾気虚(脾気の不足)　に。

材料：
　ブロッコリー・・・1株
　じゃが芋・・・小~中 2個　
　にんじん・・・1本
　塩・・・少々
　水・・・100ml

ドレッシング：玉葱・・・半玉　(150ｇ程)
　　　　　　　醤油・・・大さじ2
　　　　　　　白胡麻・・・20g　※市販の元からすってある「すり胡麻」を使用しても可。
　　　　　　　酢・・・大さじ1と1/2
　　　　　　　蜂蜜・・・大さじ1

作用：補気養血健脾ほきようけつけんぴ　(気血を補い、脾を健やかにする)

食薬の効能

ブロッコリー	気を補う食薬に分類され、腎の働きを助ける為、発達促進や老化予防を目的としたメニューに使うととても良い食材です。胃腸の調子を整えてくれる効果もあります。疲れやすい・元気が無い・食欲不振・虚弱体質・記憶力低下・足腰のだるさ・頻尿　などに。
じゃが芋	ブロッコリーと同じく、気を補う食薬に分類され、消化を促して胃腸の調子を整えてくれる効果があるます。消化不良・疲れ・息切れ・吐き気・嘔吐・胃の痛み・便秘　などに
にんじん	血を補う食薬に分類されます。目の乾燥を防ぎ、目の状態を改善・消化を助けて、胃腸の働きを良くしてくれます。
玉葱	気の巡りを良くしてくれる食薬です。消化を促して、食欲が無い・お腹が張る・消化不良などの症状に効能があります。
白胡麻	体を潤す食薬です。特に肌や腸などの粘膜を潤してくれるので、便秘・肌乾燥の改善に効果があります。
酢	体を温めて、血行を促進します。消化を促進する効能もあり、消化不良を改善してくれます。他には、止血や消毒効果もありますので、食中毒にも効果的です。
蜂蜜	気を補う食薬に分類されます。疲れ・食欲不振・風邪予防、そして肺と腸を潤す効能があり、空咳・慢性咳・便秘を改善します。他には、痛みを止める・解毒の効能があります。