枸杞子・鶏の手羽中スープ

冬レシピ

 冬は腎が活発に働き、また腎が一番ダメージを受けやすい季節と言われています。冬のテーマは「補腎ほじん」(腎を補う)であり、腎を守り腎に働きかける食材・メニューを選ぶと良いでしょう。

 中医学では人間の生命力の根源は腎に蓄えられているとされ、そこに蓄えられている物質は腎精と呼ばれています。腎精は成長・発育・性機能を充実させる力であり、人間の生命力を支える力と言えます。

 このレシピは、子供の発育を促進したい・成長を促したいと考えている方や、妊娠を希望している女性の方にも最適のレシピです。

 生命力を補充する目的のレシピなので、消耗して疲れている方にも向いています。滋養強壮、老化防止(アンチエイジング)にも効果的なレシピです。

材料:鶏肉 (手羽中)・・・300g
   枸杞子くこし・・・15g
   キャベツ・・・250g
   人参・・・1本(100g程)
   鰹節 (粉末)・・・小さじ2
   塩・・・② 少々 ④ 小さじ1
   胡麻油・・・小さじ2
   水・・・800ml

作用: 補腎益精ほじんえきせい (腎を補い、精を補充する)

食薬の効能

鶏肉脾胃を温め、腎精を補います。養血(血を増やす)作用もあります。
キャベツ脾胃の働きを助け、腎を補います。
人参養血(血を増やす)類に分類され、脾の働きを良くし、視力の改善や肺に働きかけ咳を止める効果もあります。
枸杞子肝・腎・肺の陰を補います。効果としては、目の滋養に良く疲れ目や、足腰の虚弱や老化防止、慢性咳などを止める、などがあります。

作り方

① 手羽中は塩を振って馴染ませ、15分程置いておきます。

② キャベツは一口大の大きさに、人参は薄くいちょう切りにしておきます。

③ フライパンか鍋に胡麻油を引き、①を皮の方から焼き目が付くまで焼きます。②を入れ、油を軽く回すように炒めます。

④ ③に水を加え、一度沸騰させます。灰汁あくが出てくるので、気になるようであれば取ります。

⑤ 塩と鰹節をミキサーで粉末にしたもの(出汁として別の料理でも使えるので、多めに粉砕して保存しておくと便利です。)を加えて、蓋をして弱火で10分程煮ます。

枸杞子くこしを加えます。

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