鮭は気と血を補ってくれる食薬で、味噌と共に脾胃を温めて消化吸収を上げてくれる効能があります。生姜・長葱(葱白)はどちらも胃や肺を温め発汗作用があり(辛温解表類←体表を温める)、韮は体の内側を温めてくれる作用(温裏類←内臓を温める)があります。すべての食薬が冬の寒い時期に適していて、冬のとても寒い日に使うと良い組み合わせです。
材料:鮭・・・2切れ (200g)
生姜・・・2かけ (30g程)
長葱 (葱白)・・・70g
韮・・・65g 1束の半分程
味噌・・・大さじ4
干し椎茸 (粉末)・・・大さじ2
水・・・4カップ (800ml)
作用:温陽散寒 (温める力を補充し、寒さを散らす)
食材の効能
鮭 | 気と血を補い、脾胃を温めて消化吸収を上げる。 |
生姜 | 発汗解表。体表を温め、寒邪を寄せ付けず(風寒感冒の予防)、追い払う(風寒感冒に効果)。 |
長葱 (葱白) | 発汗解表。胃と肺を温め咳を止める。寒邪を寄せ付けず(風寒感冒の予防)、追い払う(風寒感冒に効果)。 |
韮 | 肝機能を上げる。内臓を温め、免疫力を上げる。 |
椎茸 | 気を補う。胃の消化機能を調整する。 |
味噌 | 脾胃を温めて消化吸収を上げる。 |
作り方
① 干し椎茸はミキサーで粉砕しておきます。※出汁として別の料理でも使えるので、多めに粉砕して保存しておくと便利です。
② 生姜は千切りか細切りに、長葱は幅4~5㎝に切ってから縦切りに、、韮は4㎝~5㎝のざく切りにします。
③ 鮭はキッチンペーパーなどで水気を取り、1切れを半分に切ります。
④ 鍋に水と①を入れ、煮立ったら、弱火~中火で③の鮭を入れ3分間煮て火を通します。
⑤ ④に②を加え、弱火で1~2分茹でます。
⑥ 味噌を溶かし入れます。
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