夏は発汗により陰液を消耗しやすい季節です。そして、夏は「苦味」を摂ると良いとされています。夏は「心」が一年の中で一番活発に働く季節であり、「苦味」はその夏の臓である「心」によく入る味です。
このレシピでは、夏の味である苦味を使い、熱を取って発汗で失われた陰液を補い、適度に気の代謝を促します。
「干し椎茸 」「鰹節」の粉末は出汁として使えるので、多めにミキサーにかけて保存しておくと別の料理でも使いやすいです。
作用:清熱滋陰 (熱を取り、陰液を滋養する) ※陰液 → 営養を含んでいる体液(血・精・津液など)の総称。
材料(1人前):蕎麦・・・100g
苦瓜 (ゴーヤ)・・・60g程
卵・・・2個
塩・・・少々
胡椒・・・少々
胡麻油・・・小さじ1~2
調味料 A:
醤油・・・大さじ2
干し椎茸 (粉末)・・・小さじ1/2
鰹節(粉末)・・・小さじ1/2
きび砂糖・・・小さじ1/2
水・・・250ml
作り方:
① <調味料Aを作る>干し椎茸 ・鰹節はそれぞれミキサーにかけ粉末にしておく。鍋に水を入れ、干し椎茸と鰹節の粉末ときび砂糖を入れ火に掛けます。沸騰したら火を止め、醤油で味をつけます。
② 苦瓜(ゴーヤ)を縦半分に切り、中身のワタを取って、半月切りにします。
③ 卵をボウルに割り入れ、卵をよく溶いておきます。
④フライパンに胡麻油をひいて熱し、②を入れ広げて軽く塩をふります。火が通るまで炒めて、③を合わせ炒めます。
⑤ 鍋にたっぷり水を入れ沸騰させ、その中に蕎麦を入れ、好みの硬さになるまで茹でます。鍋から蕎麦をザルにあげ、冷水で洗い、ぬめりを取ります。
⑥ 器に⑤と①を合わせて入れます。上から④をのせます。
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