梅雨の時期は脾の機能が盛んになりますが、その反面、脾は湿を嫌う性質があり、外のジメジメとした湿気で脾を傷めやすい時期でもあります。
この時期は脾が順調に働いてくれるよう、脾の気を補い働きを助ける食事を心掛けると良いです。このレシピは脾に働き掛け、ほとんどが温性食材を使用しています。(脾は温かい環境で中でスムーズに動きます。外湿の影響により、身体の中に内湿が発生すると冷えから気が滞ります)
鶏肉(温)・栗(温)・椎茸(平) →脾の気を補う。(補気作用)
玉葱(温) → 気を巡らせる。(行気作用)
味噌(温) → 脾と胃の機能を高める。 湿を排出させる。(利水作用)
主に椎茸と鶏肉が出汁となり、他の野菜からも旨味が出るので、出汁を使用しなくても自然な旨味が引き出される、簡単に作れるレシピです。
作用:補気健脾 (気を補い、脾の働きを健やかにする)
材料:鶏肉・・・200g
むき栗・・・10粒 (80~90g程)
椎茸・・・1パック (80g程)
玉葱・・・半分程 (小玉)
味噌・・・大さじ3
水・・・3カップ (600ml)
作り方:
① 玉葱と椎茸は薄切りに、鶏肉を一口大の食べやすい大きさに切っておきます。
② 鍋に水と①と剥き栗を入れ、沸騰しないように食材に火を通します。(鶏肉の灰汁が気になる場合は、取り除いて下さい)
③ 味噌を溶き入れます。
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