肝の疏泄を司る働きは、脾の消化吸収の働きを促進させますので、肝と脾は密接な関係で繋がっているといえます。春は肝だけではなく同時に脾の調子をみていくことも重要になり、ここでは肝と脾に働きかける食薬を使ったレシピを紹介します。
作用:肝脾調和 (肝と脾を調和させる)
材料:鶏肉・・・300g
玉葱・・・1玉
韮・・・1束
枸杞子(クコの実)・・・30g
胡麻油・・・大さじ3 (④:大さじ1、⑥:大さじ2)
塩・・・少々
紹興酒・・・少々
片栗粉・・・適量
調味料 A:
トマト・・・中玉3つ (中玉:重さ50~100g程度)
酢・・・大さじ2
黒砂糖・・・大さじ2
醤油・・・大さじ1
片栗粉・・・小さじ1
作り方:
① トマトをミキサーに入る程の大きさに切り、ミキサーにかけてジュース状にします。他の調味料を加えて混ぜ、合わせ調味料を作っておきます。枸杞子は少量の紹興酒に浸して柔らかくしておきます。
② 玉葱は食べやすい大きさに、韮はざく切りに切ります。
③ 鶏肉は一口大の大きさに切り、塩と酒を揉み混み下味をつけてから、片栗粉を加え全体にしっかり絡むようによく混ぜ込みます。
④ フライパンに胡麻油を引き、②を焼き色がつくくらいまで炒めて火を通し、軽く塩をふります。
⑤ ④の炒めた野菜を一度フライパンからお皿に移しておきます。
⑥ 再びフライパンに胡麻油を引き、③の鶏肉を入れて火を通し、焼き色がつくまでよく炒めます。
⑦ ⑤のお皿に移しておいた炒め野菜を加え、一緒に炒め合わせます。
⑧ ①の枸杞子と合わせ調味料を入れ、全体に絡ませるように軽く炒めます。
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