当帰と落花生・南瓜の炊き込みご飯

春レシピ

 血と気を増やすことを目的としたレシピです。当帰は中薬に分類され(日本では生薬)、効能を強く出したい時に使用されます。一般的な材料では無い為、今回のレシピは当帰を抜いて作っていただいても、落花生(血を補う)+南瓜(気を補う)の組み合わせで効果が出る内容となっています。

 血の不足(血虚)・気の不足(気虚)・息切れ・疲れ・めまい・不眠・動悸・しびれ・生理不順 などに。

材料:うるち米(玄米・もしくは白米)・・・3合(450g)
   当帰とうき・・・10g
   落花生(皮付)・・・150g
   南瓜・・・350g
   紹興酒・・・大さじ1
   水・・・適量

作用(立法):養血益気ようけつえっき (血を養い、気を補う) 

食薬の効能

うるちお米にはうるち米(玄米。精米したものは白米)・もち米とありますが、これらは気を補う食薬であり、その中でも、消化吸収に関する役目を担う「脾」に作用する働きを持っています。
落花生 血を増やし脾を補う効果があります。胃も調和させる働きがあり、逆上した胃気を下降させ、吐き気・嘔吐などの症状を治めます。また、肺を潤す効果があり、喘息や空咳を止める効果もあります。
南瓜気を補う効果があり、特に脾と胃の消化吸収の働きを助けます。南瓜も落花生と同じく吐き気や嘔吐などの上逆症状を鎮める働きがあります。
当帰とうき 中薬(日本では生薬。調合薬の原料。)に分類されます。セリ科の植物の根を乾燥したもので、血を補う作用があります。中薬は薬効が強く効果を十分に出したい時に用いられます。当帰が無い場合、もしくは当帰の独特の香りが苦手な方でも、このレシピは「養血益気→血を養い、気を補う」の効果がありますので、当帰を除いて作って頂いても効果があります。

作り方

① 鍋に水を2カップ(400ml)入れ、当帰を入れて、一度沸かしてから弱火で半量になるまで煎じて薬汁を作ります。※蓋をすることでや成分の揮発を少なくします。吹きこぼれるので蓋を少しずらしておくと良いです。

② 南瓜を一口大の大きさに切っておきます。

③ お米を研いで、①の薬汁と煮出した当帰も一緒に合わせて加えます。紹興酒と落花生を加え、お米を炊く分量の水加減にして2~3時間浸しておきます。

④ ③に②を加えて広げてから、炊き込みます。

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