5月は気温が上がり始め、体に熱がこもりやすくなる一方、湿度も少しずつ増えてくる季節です。
体の中では「熱」と「湿(水分)」が溜まりやすく、だるさやむくみ、食欲の低下などを感じることもあります。
この時期におすすめなのが、体の余分な熱を冷まし、余分な水分を外へ出す 清熱利湿(体の余分な熱を冷まし、余分な湿を排出)の作用を持った食事です。
この「きゅうり・みょうが・しらすの梅きな粉和え」 は、体の熱を緩やかに冷ますきゅうりを中心に、香りで気の巡りを整える茗荷、消化を助けるしらすやきな粉を合わせた、初夏にふさわしい一品です。
さらに梅干しを少量加えることで、味に爽やかな酸味が加わり、食欲が落ちやすい時期でもさっぱりと食べやすくなります。
梅の酸味が全体の味を引き締め、食材のバランスを整える役割も果たしています。
暑さと湿気が少しずつ増えてくる5月。体をすっきり整える副菜として、ぜひ取り入れてみてください。
作用(立法):清熱利湿(体の余分な熱を冷まし、余分な湿=水分を排出)
<効能>
◎ 体の余分な熱を冷まし、のぼせやほてりを和らげる。
◎ 体内の余分な水分を排出し、むくみやだるさを軽減。
◎ 胃腸の働きを整える。
◎ 気の巡りを回復。
食薬の効能
| 胡瓜 | 清熱解毒(体の熱を冷まし、炎症を鎮め不要なものを取り去る)・止渇(渇きを癒す)・ 利水消腫(余分な水分を尿として排出し、むくみや腫れを改善)。涼・甘。 |
| 茗荷 | 発汗解表(汗をかかせ、風寒邪気を取り除く)・散寒通陽(冷えを散らし、陽気を通す)・解毒散結(毒を解し、しこりを散らす)・行気健脾(気を巡らせ、脾を健やかにする)。温・辛。 |
| しらす | 消化を助け、余分な水分を排出する・食欲を促進し、胃腸の働きを整える。平・甘。 |
| 梅干し | 斂肺止咳(肺を引き締めて、咳を止める)・渋腸止瀉(腸を引き締めて、下痢を止める)・安蛔止痛(寄生虫による腹痛を鎮める)・生津止渇(体液を生み、喉の渇きを止める)。平・酸・渋。※今回は酸味で味を引き締める調整役として使用。 |
| きな粉(大豆) | 健脾利尿(脾を健やかにし、余分な水分を尿として出す)・益胃寛中(胃を養い、お腹のつかえを和らげる)・潤燥(体の乾燥を潤す)。平・甘。 |
材料:(3人分)
胡瓜・・・2本
茗荷・・・3個
しらす・・・30g
梅干し・・・1個
きな粉・・・小さじ2
醬油・・・小さじ1
作り方
① 胡瓜は薄い輪切りに、茗荷は縦半分に切りってから薄切り(半月状)にします。梅干しは種を取って、包丁で細かくたたきます。
② ①の胡瓜を軽く塩(分量外・ひとつまみ)をふって5分ほど置きます。水気が出たら軽くしぼります。
③ ボウルに胡瓜、茗荷、しらす、梅干し、醤油を入れて和えます。
④ きな粉をふり、軽く混ぜます。

コメント