はと麦とシラス・夏野菜の梅だれ和え

梅雨レシピ

 湿気の多い季節は、脾の働きが弱まりやすく、体が重だるく感じたり、食欲が落ちたりしがちです。

 今回のレシピは、脾を健やかに整えるシラスや枝豆に、湿を排出するはと麦、ズッキーニを合わせた「袪湿健脾きょしつけんぴ」の組み合わせです。梅と大葉の香りが気の巡りを促し、食欲のない日にも心地よくいただけます。梅雨や湿邪が気になる時期の養生としてふさわしいレシピとなっています。

 ※はと麦を抜いて作っていただいても、作用は穏やかになりますが、同様の効能があります。

作用(立法):袪湿健脾きょしつけんぴ (体の余分な湿気を取り除き、胃腸の働きを整える)

<効能>
◎ 体の重だるさやむくみを和らげる。
◎ 排尿を促し、余分な水分を排出する。
◎ 消化機能を整え、腸内環境を安定させる。
◎ 疲れにくく、軽やかに過ごせる体へ導く。

材料:(3人分)
シラス(釜揚げ)・・・60g
ズッキーニ・・・1本 (約150g)
枝豆(むき身)・・・約90g(さや付きで約180g)
はと麦(乾燥)・・・大さじ3 (ゆでて約90g)
大葉・・・3枚
塩・・・少々

 調味料(梅ダレ):
  梅干し・・・2~3個
  醤油・・・大さじ1
  酢・・・大さじ1
  砂糖(お好みで)・・・小さじ1
  水・・・小さじ1

食薬の効能

シラス消化を助け、余分な水分を排出する・食欲を促進し、胃腸の働きを整える・肺を潤して乾燥を防ぐ。平・甘。
ズッキーニ熱を冷まし、体液を補う・肺を潤す・乾燥や渇きを鎮める・むくみや腫れをひかせ、しこりや滞りを解く・尿の出を良くする・排尿時の不快感(残尿感・排尿痛など)の改善。寒・甘。
枝豆 脾胃(消化器)の気を補う・体の水分代謝を促し、水分バランスを整える。平・甘。
はと麦体内の余分な湿気を取り除く(むくみや重だるさに効能)・熱を冷まし、体の毒素や不要なものを排出。涼・甘・淡。
大葉風邪の初期症状(寒気・鼻水など)に効能・気の巡りをよくし、胃腸の不調や食欲不振、吐き気を改善・解毒・魚介類や食物による中毒を防ぐ。 温・辛。
梅干し津液しんえきを生じさせ渇きを潤す・収斂しゅうれん効果により咳や下痢を止める・たんを取り除く。平・酸・渋。

作り方

① <はと麦の下ごしらえ>
1.はと麦を軽く洗ってザルにあげ、たっぷりの水に入れ常温で一晩(6~8時間)浸しておきます。
2.浸水しておいたはと麦をザルにあげ、水気を切り、鍋にたっぷりのお湯を沸騰させて、はと麦を入れて中火に落とし、25~30分程茹でます。※他の料理にも使えるのでまとめて茹でておくと便利(冷凍保存可)。
3.茹でた後、冷水で軽く洗ってぬめりを落とします。

② ズッキーニは薄い半月切りまたは輪切りにし、塩少々をふって5分ほど置きます。10秒~20秒ほどさっと熱湯にくぐらせて冷水に取り、水気をしっかり切ります。

③ 枝豆をゆでます(さや付きの場合はゆでて中身を取り出しておきます)。大葉は千切りにします。

④ 梅干しの種を取り、包丁でたたき、梅干し・醤油・酢・砂糖(お好みで)・水を混ぜてたれを作ります。

⑤ 大きめのボウルに、シラス・はと麦・ズッキーニ・枝豆・大葉を入れ、梅だれを加えて和えます。

⑥ 味をなじませて器に盛ります。

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