白菜と卵を使ったこのレシピは、体にこもった余分な熱を穏やかに冷まし、内側から潤いを補う「滋陰清熱」の働きが期待できる、体にやさしい一品です。
白菜は、肺や胃の熱を冷ますと同時に、潤いを与えて便通を整える作用があります。卵は血や陰を補いながら、イライラや疲労を鎮める力があります。
調味料は塩のみにして、素材本来の優しい味わいを活かして仕上げます。
※なお、風味を加えたいときや身体を少し温めたい場合には、仕上げにほんの少量の胡椒やガラムマサラを加えるのもおすすめです。スパイスの香りがアクセントになり、ご飯が進む味わいになりますが、温性のスパイスが含まれているため、清熱の働きはやや弱まります。体調に合わせて調整しながらお楽しみください。
材料(3人分):
卵・・・4個
白菜・・・1/4カット
塩・・・小さじ1/2
水・・・100~150ml
作用(立法):滋陰清熱(体に必要な潤いを補い、内側にこもった余分な熱を冷ます)
<効能>
◎体の内側から潤し、乾燥による症状(喉の渇き・肌荒れ・便秘など)を和らげる。
◎余分な熱を緩やかに冷まし、イライラ・焦燥を鎮める。
◎肌や粘膜に潤いを与えることで、美肌や安眠に繋がる。
食薬の効能
卵 | 滋陰潤燥(陰を滋養し、乾きを潤す)・養血安神(血を養い、精神を安定させる)。体の潤いと血を補う・精神を落ち着け眠りを助ける。平・甘。 |
白菜 | 清熱除煩(余分な熱を冷まし、精神的な熱による不調を取り除く)・通利腸胃(胃腸の流れを良くして、滞りや便秘を改善する)・利尿(体内の余分な水分=湿を尿として排出し、むくみや熱、毒を取り除く)。微寒・甘。 |
塩 | 血熱を冷ます・体内の悪い物を出して解毒する。寒・鹹。 |
作り方
① 白菜を食べやすい大きさにざく切りにします。
② フライパン(鍋でも可)に白菜を入れ、塩と水を加えます。フタをして中火にかけ、沸騰したら弱火にして7~10分ほど蒸し煮にします。
③ ②の蒸し煮をしている間に、ボウルに卵を割り入れよく溶きます。
④ 溶いた卵をフライパンにまわし入れ、フタをして弱火で1分半~2分程火にかけた後、軽く混ぜて火を止めます。
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