春の三色春巻き(黒ごま×ほうれん草×にんじん)

春レシピ


 肝は血を貯蔵し、全身に巡らせる役割があります。血が不足すると肝の機能が乱れ、目の疲れ、イライラ、不眠、筋肉のけいれんなどが起こりやすくなります。

 このレシピは春に活発になる肝をサポートします。肝が必要とする血を補い(養血)、肝を落ち着かせる(柔肝)内容のレシピです。

作用(立法):養血柔肝ようけつじゅうかん (血を養い、肝の働きを安定させる)

<効能>
◎目の疲れをやわらげる。
◎情緒が安定する。
◎筋肉がほぐれ、動きがスムーズになる。
◎月経リズムが整う。
◎疲労回復。

 こんな方におすすめ:
 目の疲れ・ストレス・貧血気味・乾燥による便秘が気になる方へ。

材料
春巻きの皮・・・10枚
豚ひき肉・・・200g
ほうれん草・・・3束(100~150g程)
にんじん・・・1/2本(1本の半分)
黒ごま … 大さじ2
酒・・・大さじ1
醤油・・・大さじ1
片栗粉・・・小さじ1
ごま油・・・大さじ3
水溶き片栗粉(春巻きの皮を留める用)・・・片栗粉 小さじ1 + 水 小さじ1
塩(ほうれん草を茹でる用)・・・適量

食薬の効能

豚肉陰を補う(補陰)。気血を補う。乾燥が原因の不調改善。陰虚(陰の不足)・消渇(糖尿病)・ 平・甘・鹹。
ほうれん草血を補い、潤し津液(体の水分の総称)を生じさせる。特に胃、大腸、小腸を潤す。熱を取り除き、いらだちを鎮める。肝を養い目の働きを改善。効能:貧血・頭痛・目の充血・便秘・糖尿病(消渇) 。涼・甘。
にんじん補血(血を補う)類。血の不足による、目の乾燥・違和感・異物感を改善。消化を助けて、胃腸の働きを良くする。平・甘。
春巻きの皮(小麦)心を養う・精神安定・熱を取り除いて高ぶった状態を鎮める・気を補う。涼・甘。
黒ごま補陰類。肝と腎の陰を補います。血を増やす作用(補血)・腸を潤す(便秘改善)・めまい・白髪・乾燥に。平・甘。
気血の流れを良くする。体を温め、冷えによる不調と痛みを改善。
醤油熱を下げ、発熱・不安・イライラ・落ち着かない状態を鎮める。血熱を冷まし解毒する。 寒・鹹。
片栗粉(じゃが芋) 脾胃ひい(消化器)の気を補います。胃腸の調子を整えて、消化を促す。平・甘。
ごま油肺・皮膚・大腸に潤いを与えます。平・甘。効能:空咳・皮膚の乾燥・便秘。

作り方

① にんじんは洗って拭き、千切りにする。※千切りは、にんじんに縦の切れ込みを入れてピューラーで剥くと簡単にできます。

② ほうれん草は根元を切って洗い、鍋に水と適量の塩を入れて沸騰させ茹でる。茹で終わったら、水気を絞り3cmの長さに切る。
 <茹で方>鍋に根元から入れて、30秒茹でた後に葉の部分まで沈めて10秒茹でる(硬い茎から茹でる)。

③ ボウルに豚ひき肉、酒、醤油、片栗粉を入れてよく混ぜる。

④ ③にほうれん草、にんじん、黒ごまを加えてさらに混ぜる。

⑤ 春巻きの皮に具材をのせ、巻いて水溶き片栗粉で留める。

⑥ フライパンに胡麻油を引いて春巻きを並べる。中火で片面焼き色がつくまで焼いてから(2~3分)、返してもう一方の面を下にして、水を少量入れ蓋をして蒸し焼きにする(3~4分)。



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