鶏と長葱炒めの香味玉葱がけ

春レシピ

 春は気温が上昇し、陽気(活動エネルギー)が上がる時期ですが、体は冬の貯蔵の季節の後でまだ巡りが悪い状態になっています。そして、春は「肝」の季節でもあり、肝の気が高まりすぎると、脾胃ひい(消化器)の働きを抑えてしまう為、お腹が弱くなりがちです。

 冬の寒さでエネルギーを内側に溜めた状態から、溜め込んだ老廃物を巡りを良くすることで排出・発散しつつ、気を補い春の活動的な季節に備えることが重要です。
 
 今回のレシピは春をテーマとして、気を補いながら、巡りを良くして発散させる内容となっています。

 イライラ・ストレス・ため息・精神不安・緊張感・鬱状態・胃もたれ・食欲不振・便秘・お腹の張り・生理不順・肩こり・頭痛・梅核気ばいかくき(喉に梅の種が詰まったような異物感) などに。

材料:
鶏肉・・・300g
長葱・・・100g程 (1本の半分)
玉葱・・・30g
オリーブオイル・・・大さじ1

調味料A:
 生姜・・・30g
 酒・・・大さじ1
 塩・・・少々
 胡椒・・・少々
 片栗粉・・・大さじ1

作用(立法):補気発散行気ほきはっさんぎょうき (気をおぎない、気の巡りを良くし陽気を発散させる)


食薬の効能

鶏肉気を補う食薬です。脾胃ひいを温め、腎精じんせい(腎の中に蓄えられている精。生命を支える根源的な力)をおぎないます。養血(血を増やす)作用もあります。
長葱汗をかかせることで体表の邪気(風邪・寒邪)を取り除く食薬です(発汗解表はっかんげひょう)。胃と肺を温め咳を止める。風寒感冒ふうかんかんぼうの予防と治療。
玉葱たまねぎ 気の流れを良くする食薬に分類される。特に脾胃(消化器)を元気にし、気・血・水の巡りを良くする。効能:食欲不振・胃もたれ・お腹が張る・ため息・吐き気・嘔吐・下痢・消化不良 など。
生姜しょうが 長葱と同じく、汗をかかせることで体表の邪気(風邪・寒邪)を取り除く食薬です(発汗解表はっかんげひょう)。胃と肺を温め咳を止める。風寒感冒ふうかんかんぼうの予防と治療。
オリーブオイル腸を潤して便秘の改善。肺熱を取る。解毒効果。
血熱を冷まします。体内の悪い物を出して解毒する効能があります。
胡椒こしょう温裏おんり(体の内側を温める)類。胃を温め、解毒効果があります。
気血の流れを良くする。体を温め、冷えによる不調と痛みを改善。
片栗粉(じゃがいも)補気ほき類。主に脾胃ひい(消化器)の気を補ってくれます。

作り方

① 長葱は斜め切りにします。生姜はすり下ろします。玉葱をスライサーで薄くスライスします。鶏肉は薄めに切ります。

② ボウルに調味料A(生姜・酒・塩・胡椒・片栗粉)を入れて混ぜ、鶏肉を絡めます。

③ フライパンにオリーブオイルをひき、②の鶏肉(皮があれば皮を下にして)と長葱を並べ、焼き色が付くまで焼きます。

ふたをして蒸し焼きにします。(弱火で2~3分)

⑤ お皿に盛り付け、①でスライスした玉葱をのせます。

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