春は一年の中で「肝」が一番活発に働く季節です。春は陽気を育てて生長させる季節ですので、肝の疏泄(気・血・津液を体全体に順調に巡らせる機能)の働きを促して、体を冬の状態から目覚めさせて行くと良いでしょう。
春は肝がよく働く季節ですが、過剰に働き乱れることがあります。肝の働きが乱れると気滞(気の流れが滞る)が起こり、イライラやストレス、胸の張り、消化不良などの症状が現れます。春の薬膳では肝の気を整えること・流れを良くすることが重要となってきます。
このレシピは、春に乱れて滞りがちな肝気の流れを整えて、気の流れを良くする内容となっており、とても簡単に作れるレシピです。
イライラ・怒りっぽさ・不安感・抑鬱感・気分の落ち込み・緊張感・疲労感・無気力・ため息が多い・胸や脇腹に張りや痛みを感じる・月経前症候群(PMS)が重い・血行不良・梅核気 などに。
材料:
韮・・・1束
らっきょう・・・60g~70g
酢・・・大さじ1
醤油・・・大さじ1
塩(茹でる用)・・・小さじ1
水・・・1000ml
作用(立法):疏肝理気 (肝気を疏通・発散させ、気の巡りを改善する)
食薬の効能
韮 | 肝の機能を高めます。辛味に分類。体を温め、血行を促進し血流を改善します。痛みを止め、免疫力を高めます。 |
らっきょう | 気血の巡りを良くし、陽気を通じさせて温め、詰まり・固まり(血瘀)を解消します。 効能:胃の不快感・冷痛・消化不良・吐き気・下痢・お腹の張り・喘息(温肺・気滞の解消) など。 |
酢 | 血行を促進して、流れの悪くなった状態を改善する(活血化瘀類)の食薬に分類されます。身体を温め、血行を改善します。消化促進作用があり、胃の調子を整えます。解毒作用があります。腫物や潰瘍の治療にも使われます。 効能:食欲増進・疲労回復・出血・寄生虫・食中毒・肝炎・腫れ・むくみの緩和。 |
醤油 | 余分な熱を取り除き、イライラをおさめる。涼血解毒。 効能:発熱・興奮・不安 など。 |
作り方
① 鍋に水を入れ沸騰させ、塩と韮を入れて1分茹でます。茹で終わったら、水でさらし、水気をよく取ります。
② 韮は3~4㎝に切ります。らっきょうは縦に薄めに切ります。
③ ②を合わせて、皿に盛り付けます。
④ 別の容器ににお酢と醤油を合わせておき、盛り付けた③に上からかけます。
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