生姜と長葱の鶏肉スープ(桂花・シナモン入り)

春レシピ

 冬や春先の風邪に適したレシピです。体を温めて、内側から外側へ発散する内容です。

 辛温解表しんおんげひょうは、「発汗を促進し、外感の風寒を取り除く」ことを指します。辛温解表は、風寒による感冒かんぼう(かぜ)、初期の風邪症状(悪寒、鼻づまり、頭痛など)に対する薬膳として使われます。

 このレシピはシンプルなので、日常的に取り入れやすい内容となっています!

 冬や春先の風邪・悪寒・頭痛・汗が出ない・身体の痛み・肺の冷えによる咳を止める・喘息ぜんそく風寒ふうかん表証ひょうしょう などに。

材料:鶏もも肉・・・300g
   生姜・・・15g
   長ねぎ・・・130g程
   大根・・・100g
   シナモン(桂皮けいひ)粉末・・・小さじ1/2
   桂花けいか・・・少量(1つまみ)※中薬(生薬)。桂花が無くても、シナモンだけでも効能があります。
   塩:小さじ1/2
   水:800ml

作用(立法):辛温解表しんおんげひょう (辛味と温性の発散作用がある食薬で発汗し、体表の風寒邪気を取り除く)

食薬の効能

生姜しょうが 辛温解表(辛味・温性・発散作用がある食薬で発汗する)類。体表を温めて発汗を促し、寒邪かんじゃを寄せ付けず追い払います。(風寒感冒ふうかんかんぼうの予防と治療) 他、嘔吐や吐き気を抑える・消化を助ける・血行促進の効能があります。
長葱ながねぎ 生姜と同じく、辛温解表(辛味・温性・発散作用がある食薬で発汗する)類。体表を温めて発汗を促し、寒邪かんじゃを寄せ付けず追い払います。(風寒感冒ふうかんかんぼうの予防と治療) 
鶏肉 補気(気を補う)類。脾胃ひいを温め、腎精を補います。養血(血を増やす)作用もあります。
大根消食(消化を促進し、消化不良を治療する食薬)類。体内の熱を冷ます清熱作用があり、体内のこもった余分な熱を冷ます効能があります。涼性の食薬ですが、ここでは、消化促進の力と温熱性の食薬が多い中で、バランスを取る意味で使用します。
桂花けいか 温裏おんり(臓腑を温める)類。温中散寒おんちゅうさんかん(お腹を温め、寒さを散らす)作用があります。冷えからくる痛みを止めます。胃痛などに。気の巡りを良くする働きもあります。
シナモン(肉桂にっけい) 温裏おんり(臓腑を温める)類。大熱。体を温める効果、心・腎・肝に作用し、特に脾胃ひいを温める効果に優れています。

作り方

生姜しょうがは薄切り、大根は半月切り、長葱は斜め切りにします。

② 鍋に水を入れ、切った生姜を加えた後、火をつけて沸騰させます。

③ 鶏もも肉・大根、長ねぎを鍋に入れ、弱火~中火で食材に火が通るまで煮込みます。(アクが気になる場合は取りながら煮込んで下さい)

④ 桂花・シナモンを加え、5分間程そのまま煮込みます。

⑤ 塩で味を調えます。



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