食べ過ぎてしまう原因として、胃に熱がこもる「胃熱」があります。胃熱があると、食べてもすぐお腹が空く、過食や食欲のコントロールがしずらくなります。
胃熱になる原因として、精神的なストレスと食事では辛いもの・脂っこいもの・甘いものの食べ過ぎが考えられます。
今回のレシピは、胃にこもった熱を取り除き、消化吸収に関わる脾の働きを健全にする内容となっています。
食べ過ぎてしまう・間食がやめられない・過食による肥満・口臭・口内炎・口の渇き に。
作用(立法):清熱瀉火建脾 (熱を取り除き、脾を健やかにする)
材料:
大根・・・一本の半分(600g程)
トマト・・・中 3~4玉 (300g程)
グリーンピース(えんどう豆)・・・60g
オリーブオイル・・・大さじ1
塩・・・小さじ1/2
酒・・・大さじ1
水・・・100ml
食薬の効能
大根 | 消食類(消化を促進し、消化不良を治療する食薬)に分類されます。体内の熱を冷ます清熱作用があり、体内のこもった余分な熱を冷ます効能があります。余分な熱により発生する痰(熱痰)を溶かして排出しやすくする効果もあり、肺の働きを助け、痰の滞りや炎症を解消します。 |
トマト | 清熱解毒類に分類され、清熱作用と解毒作用があります。涼血(血を冷やす)作用があり、体を内側から冷まし、肝の機能亢進状態を改善(平肝)します。生津(体の潤いを補う)作用があり、乾燥による喉の渇きを癒します。胃腸の消化吸収を助け、胃腸に溜まった不要なもの取り除いて胃腸の働きを整えます。 |
グリーンピース(えんどう豆) | 理気(気の流れをスムーズにして滞りを解消)類に分類される食薬です。ストレスや気分の不調を和らげます。胃腸の働きを助ける「健脾作用」、排尿を促し余分な水分を排出する「利水作用」があります。 |
オリーブオイル | 皮膚・肺や消化器に潤いを与え、体の乾燥症状・喉の痛み・咳・便秘・炎症などに効果があります。 |
塩 | 血熱を冷まします。体内の悪い物を出して解毒する効能があります。 |
酒 | 気血の流れを良くします。体を温め、冷えによる不調と痛みを改善します。 |
作り方
① 大根を小さめの一口大に切ります。トマトを適当な大きさに切る。
② 鍋にオリーブオイルをひき、大根を入れます。油が行き渡るように全体を混ぜて、水と酒を加え再びよく混ぜ、蓋をして弱火~中火で20分程煮ます。(水は少量ですが底が焦げ付かないように蒸し煮をします)
③ 鍋の大根を、お皿によけて置きます。
④ フライパンにオリーブオイルをひき、切ったトマトとグリーンピースを入れて、塩を加えます。混ぜて中火で5分間煮込みます。
⑤ ③の大根に④で作ったトマトソースを上から掛けます。
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